「クララが立った」あの温泉に行きたい!
やはり日本人なのか、海外で「温泉」があるのを知ると
つい行きたくなってしまいます。
スイスにもいくつか温泉があるのですが、
私が気になったのは「Bad Ragaz(バートラガッツ)」。
Badはドイツ語で温泉。
バートラガッツはハイジのふるさと、マイエンフェルトの
隣にある街。
ハイジの中では「ラガッツ温泉」(そのまんま!)として
登場しているとのこと。
あの足の悪かったクララが療養した温泉・・・
それは行くしかない!
だって、ハイジといえば
「クララが立った!」ですよね!?
(あれ?年がバレるか・・・笑)
しかも、ホテルを調べていたらこれまた素敵な
5つ星ホテルにビビっときたので予約しました!
「GRAND RESORT Bad Ragaz」
http://www.resortragaz.ch/en.html
チューリッヒ空港にも電車で1時間15分ほどで
アクセス可能なので、まさに最後の日の宿として
疲れを癒すのにピッタリ。
・・・のはずが、このホテルで2つの事件が
発生しました。
ご覧のように温泉施設は超ゴージャス!
神殿のような温泉プールやジャグジーに各々入って
遊んでいたのですが、ふと気付くと、
私の父の姿がいくら探しても見当たりません。
それもそのはず。
なんと大理石の階段で滑って転んで頭を打ち流血。
別室で処置を受けていたのです。
本人は「大丈夫」というのですが、頭ですから
心配になり、ホテルの人に話したところ、
すぐに部屋に医師を呼んでくれました。
女医さんが手当てしてくれて、事なきを得ました。
しかも、無料でした。感謝・・・。
もう1つの事件は、チェックアウト後の帰り際に
起きました。
子どもがロビーではしゃいでいるのを横目に見つつ、
私はチェックアウト手続き、タクシー手配、
トランクの確認や積み込みを指示するなど
バタバタしていました。
準備ができ、車に乗り込み、いざ駅に向けてホテルを
出発・・・という段階になって、ふと母がつぶやきました。
「あれ?●●ちゃん(長男)は?」
なんと全員が子どもの存在をスコーンと忘れていたのです…。
その時です。
「うわぁぁ…!!」と子どもが泣き叫びながら
ホテルの正面ドアから飛び出してきました。
その時の必死な表情をいまだに忘れることはできません。
ごめんよ・・・。
今となっては笑い話ですけどね。
旅の終わりは気が緩むので気をつけないと!
というお話でした。