行列の台湾式朝食店へGO!
台北で有名な朝食店といえば、真っ先に名前が挙がる
「阜杭豆漿(フーハン・トゥジャン)」。
訪れた人はみんな「美味しいけれど、すっごい並ぶよ…」
と評するので、子連れの時にはとても行く気にならず。
でも、試しに一度は行っておかないと!ということで、
今回初めて早起き頑張って突撃してまいりました!
「朝5時半ホテル発で!」
…マジですか。
朝ごはんのためになぜそんなに必死にならねばならないのか?
果たしてその価値はあるのだろうか?
9時くらいでもよくない?
…と逃げたくなる気持ちを抑え、死ぬ気で起床。
ちなみに5時半の時間にロビーに集まった猛者は
メンバー7人中5人でした。みんな女子!
事前に決めたドレスコードは、
スッピン、メガネ、ほぼパジャマ(笑)
なぜなら早起きして並ぶ時間を減らし、帰ってから
二度寝する作戦だからです。ふふふ。
台北駅前のホテルからタクシーで5分かからずに
あっという間にお店に到着。
それまで、夢遊病者のような感じだったのが、
目の前の光景を見て一気に目が覚めました。
えっ!?
朝5時半の開店直後に並んでいる人がこんなにいるわけ⁉
地元の人も、観光客も気合入りすぎです。(←お前もな)
ということは、やはりそれだけ美味しいんだよね?と
期待が高まります。
1958年創業ってことは、もう来年で店を構えて60年の
老舗なんですね~。
お店があるのは2階。階段にも行列が待っています。
フロアの動線の説明までありましたよ。
喋りながら並んでいると、前にいた地元のおじさんが
話しかけて来ました。
メニューの写真を指差して、これは美味しい、とか、
今はこんな行列だけど、自分が小さい頃にはこんなに
並んでいなかった、とか、ここの場所で作っているところの
写真を撮ればいい、など身振り手振りのまさに
ボディランゲージでいろんなことを教えてくれました。
こういうコミュニケーションこそ、旅の醍醐味。
おじさん、ありがとう!
おじさんの言う通り、作っているところを見られました。
フラッシュ禁止ですが撮影はOKらしい。
行列に加わってから待つこと約30分。
ようやく注文の時です。
絶対頼まないと!の「鹹豆漿」(小海老やザーサイの
入った朧豆腐的なもの)と、テイクアウト用の冷たい豆乳、
それに厚焼きパンのサンドウィッチと、
薄焼パンのサンドウィッチを頼みました。
それぞれ、具は卵か揚げパン、あるいは両方入りかを
選べます。
ふぅ・・・やっとありつけました!
朝から揚げパン?と思いましたが、
揚げたてのサクサク感はすごい!
鹹豆漿に入れると、これがまた合うこと。
薄焼きパンはサクサク、厚焼きパンは
ナンっぽいもっちり食感。
それぞれ別の美味しさがあり甲乙付けがたし。
ボリュームがあるので、パンは2人で1個にすべきでした…。
感想としては、鹹豆漿は、いままで台湾で食べた中で
1、2位を争う美味しさ!
酸味は他店よりマイルドでした。
お値段は2人でこんなに頼んで230元だから、
日本円で約900円。
1人500円以下です。
みんなが並ぶのも納得でした。
食事を終えて1階に降りると、さらに長〜い行列が
できていました。
この早起き二度寝作戦は、意外と正解なのかも
知れません。
あぁ、こういう店、日本で近所にあればいいのに!
…いや、やっぱりないからこそいいのかも知れませんね。
【阜杭豆漿】
MRT板南線「善導寺」駅5番出口すぐ
午前5時半オープン なくなり次第終了
月曜定休